くまちゃんのiOS/Androidゲームプログラミング

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プログラミング言語のはなし11

プログラミング言語のはなし11】
C言語はBASICの遅さをカバーしつつ、マシン語のメンドクササも回避できたので、広く普及し、結果、現在使われているほとんどのプログラミング言語の源流となりました。

「...ということは、プログラミングを学ぶとなれば、C言語を選んでおけばいいんじゃない?」

もし、周りにプログラマーがいらっしゃれば、そう問いかけてみてください。

「...え〜っと、そ、そう、うん、それはそうなんだけど、で、でもね...」

と奥歯にモノが詰まったようなナマ返事が返ってくると思います。

なぜか?

それは、「現代のものごっつい重厚かつ高性能なパソコンと、超高速インターネットがフツーにあるこの満たされた豊かな時代において、アナタC言語でいったいナニするつもり?」

と、回答者は瞬時に8ビット4MHz相当の(?)脳で考えてしまうからです。

BASICは今年、生誕50年でした。C言語は、実はこの私と同級生の42歳なんです。1972年、団塊ジュニア世代です。母国アメリカでなんと呼ばれてるのかは知りませんが。

「...え〜、なんだ、もうサビついた時代遅れのテクノロジーかよ...」

と思ったアナタ、半分正しいし、半分まちがいです。C言語は今でもバリバリ現役で仕事をこなせますし、プログラミング言語の源流に位置するので、古代の究極魔法の如く「なんでもできてしまいます」。

そう、ダークサイドに堕ちた者が使うとちと厄介で、比較的簡単にウイルスも創れてしまいます。

つまり、コンピュータ黎明期に誕生した言語なので、その使用場面が、コンピュータがその中身をむきだしにしていて、プログラマーが直接CPUだのメモリだのをいじり倒しながら使う場面を想定されているのです。

...で、私のように80年代当初からコンピュータの根本に、つまりCPUの内部に触れた経験を持つ者にとっては、「ウヒョ〜、C言語サイコー!」なんですが、CPUの上にバベルの塔の如くそびえたつ「OS」を抱える現代において、「そこから手エつけるかア...!?」というのが正直なとこですかね、はい。(続く)