くまちゃんのiOS/Androidゲームプログラミング

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プログラミング言語のはなし7

プログラミング言語のはなし7】
「コンピュータが理解できるマシン語への変換ツール」としてのプログラミング言語は何でもいい、と言いましたが、昔は選択肢がありませんでした。

「BASIC(ベーシック)」という言語が普及したのです。

先日、ネットで生誕50年のニュースが出回っていましたが、このBASICがプログラミング言語の入門として世界中で使われました。日本でも約30年前、「マイコン」と称して一般家庭にコンピュータが入り出しましたが、電源を入れるとこのBASICが起動して、

「READY◻︎(カーソルチカチカ)」

と表示するのが標準だったのです。そして、インターネットも無かった30年前、ワードやエクセルも無かった当時、一般家庭でマイコンはいったい何のために使われたのかというと、「プログラミング学習マシン」としてしか使い道が無かったのです。マイコンを買うともれなく分厚いBASICのマニュアルが同梱されており、何は無くともプログラムしないことにはマイコンは重たいただの箱でしかなかったのです。

ゲームですか?もちろんありましたよ。ただ、80年代初期のマイコンは性能もイマイチだったため、ゲームセンターのゲームは再現不可能でしたし、ゲーム用途に特化したファミコンに遠く及びませんでした。

また、そもそもマイコンのゲームを売っているお店が周りにあろうハズが無く、まちの電気屋さんである隣町のナショナルのお店で「JR-200」を買ってもらった小学5年生の中道少年は、「JR-200用のゲームカセットはアキハバラででも5本しか売ってなかった」という現実を前に、プログラミングをマスターせねば明日は無い、と固く決心したのでした... (続く)