プログラミング言語のはなし7
【プログラミング言語のはなし7】
「BASIC(ベーシック)」という言語が普及したのです。
先日、ネットで生誕50年のニュースが出回っていましたが、このBASICがプログラミング言語の入門として世界中で使われました。日本でも約30年前、「マイコン」と称して一般家庭にコンピュータが入り出しましたが、電源を入れるとこのBASICが起動して、
「READY◻︎(カーソルチカチカ)」
と表示するのが標準だったのです。そして、インターネットも無かった30年前、ワードやエクセルも無かった当時、一般家庭でマイコンはいったい何のために使われたのかというと、「プログラミング学習マシン」としてしか使い道が無かったのです。マイコンを買うともれなく分厚いBASICのマニュアルが同梱されており、何は無くともプログラムしないことにはマイコンは重たいただの箱でしかなかったのです。