くまちゃんのiOS/Androidゲームプログラミング

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プログラミング言語のはなし15

プログラミング言語のはなし15】
「OS」が登場したことによって、プログラミングの「お作法」はこれまでと大きく変わってしまいました。

プログラマーは、文字を書くのも、入力を受け付けるのも、音も出すのも、全てOSが用意するルールに従わなければなりません。

このことが、現代のプログラミングのややこしいところでして、C言語のことを勉強しているのか、OSの用意するモノ(関数、APIフレームワーク)を勉強しているのか、初学者には区別がつかないのです。

この前提を押さえておかないと、C言語の入門書を買ってきても、おそらく期待ハズレに終わるでしょう。

C言語そのものはそれほど学ぶ事項も多くないのです。ひととおりの基本事項を学んだら、あとはどんどんプログラムを書くのが一番の上達法なのですが、この段階への移行がムズカシイ。

目で確認できるグラフィックのことをやればいいのですが、Windows, Mac, LinuxとOS毎にルールがえらく違うので、泣きそうになります。

(え?OpenGLがある?うーん、初学者をさらに迷わせることになるかと)

しかも、OSのルールは今やとてつもない分量なので、紙ベースで印刷することはほぼ不可能です。かといって、およそのことを知らないと検索すら出来ないのです。ハイ、詰みました。

今やOSの肥大化が始まって20年ぐらい、とんでもない「複雑化」をしております。もはや地球上でひとりで一つのOSの全てを把握することは不可能ですね。

私はプログラミングするに際して、いつも「魂を売る」という言い方をするのですが、それは「マイクロソフトに魂売りますか?」「アップルに魂売りますか?」と言って、その会社の提供するルールを勉強するのが精一杯、という意味です。

ちなみに私はずっとマイクロソフトだったのですが、3年前にアップルに魂を売りました。

C言語をやる、ということはそういう究極の選択がつきまといます。

「うええ、そんな重い話?でも、今なんか世間でプログラミングってもっとカジュアルな感じで言ってるような...」

そう、それは...(続く)