くまちゃんのiOS/Androidゲームプログラミング

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プログラミング言語のはなし24

プログラミング言語のはなし24】
Objective-Cに限ったことではないのですが、今のプログラミングの学習においてひとつ困ったことがありまして、それは「プログラミングツールが勝手にある程度のコードを書いちゃう」ということなんです。

これは最初は面食らいますよ。
だって、「さあ〜今からプログラミングするぞ!」と腕まくりしてプログラムを打ち込むツールを立ち上げ、必要事項を入力すると、「ハイ、ドウゾ」とばかりに何か勝手にゴチャゴチャ書いたソースコードを渡されるのですから。それも結構な分量の。

「知らんがな!」と同時に「どっから手をつければ...」という思いが混濁し、初学者はまず士気をくじかれます。

これは実は以前書いたOSの複雑化に原因があって、もうフクザツ化しすぎて一定の基礎的な部分はコンピュータ側で定型化したものを用意しておかないと、一からプログラマーに書かせたのではやってられん、という配慮からなのです。

でも、そりゃいいじゃない、と思うのはこのツールの開発者か相当使い込んだ猛者ぐらいなもんですよ。なぜなら、プログラマーという人種は世界をこの手で構築しようという「オレ様」的な人種なので、他人の書いたコードのあとなどに手をつけられるか!オレが白紙のキャンバスに絵を描く!ってなもんです。

そこまでいかずとも、プログラミングとはその書いた人の考え方、思想に依拠する部分が大きいので、他人の思考を読み取るのがまあ〜メンドクサイことはなはだしいんですね。

プログラミングの世界ではよく、「自分の書いたコードすら後で見るとナニヲシテイルノカワカラナイ!?(・_・;?」と言います。

「...そんなバカなことあるかいな」と思うでしょうが、ホントなんです。もうコード書いている時は、実現したい処理をあ〜でもない、こーでもない、うぎゃ〜なんでこうなるかな〜、じゃあこの変数でフラグ立ててと...どうだ!?ん〜あちらを立てるとこちらが立たずか、じゃあもひとつ変数を用意して...もう変数の名前考えるのメンドクサイや、テキトーにしておけ、コメントなんか書いてられるかッ!ととにかく「ロジック」「アルゴリズム」のことに集中しているので、結構フクザツな処理を書き上げたその時はいいのですが、後からその思考を再現するのは「脳」にとっては大変イヤなシゴトですよ。「え〜、またイチからこれ考えるんですかあ〜?ゲームしましょ〜よー」となるでしょ、フツー。それに加えて、変数の名前がわけわかんないときてると解読不可能にもなりますって。

かように論理的思考が要求されるなら、自分のスタイルで貫き通したいと誰しも思うものです。でもそれができないので、魂を売る、というはなしになってしまうのです。(続く)

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